グァーガム (guar gum) はグァー豆から作られた増粘剤でココナッツミルクの脂肪分と水分の分離を妨げる成分。ココナッツミルクの分離は生クリームを作る上での肝。脂肪分と水分を分離させて、脂肪分だけをすくい取って泡立てる事によって濃厚な生クリームにホイップ出来ます。脂肪分と水分がうまく分離しないと、水分が多すぎて泡立ちが悪く、緩いクリームにしかなりません。そのため分離を妨げるグァーガムは天敵。
最近新しく販売され出したのがココナッツクリームはココナッツミルクを分離させた時の白い脂肪分のクリームを詰めたもの。在米の方は大抵のココナッツミルクの缶にはグァーガムが使われている状況なので、代わりにココナッツクリームの缶を使ってください。ココナッツクリームの缶をお使いでもココナッツミルクの缶をお使いの時と同様に一晩しっかり冷やしてください。ココナッツクリームはココナッツミルクより厚ぼったい分、成功率も増すのでオススメ。最近では日本でもココナッツクリームの缶が販売されているで、もしココナッツクリームが手に入るならそちらを使ってください。
生クリーム用のココナッツクリーム(ミルク)の缶を数缶冷蔵庫に入れっぱなしにしておけば、いつでもすぐにココナッツミルクの生クリームを作れますよ!
お宅によっては冷蔵庫の設定温度が低く、ココナッツミルクを出したらコチコチに硬くなってしまっていて泡立てられない場合があるそうなので、その場合はそのまま泡立てられる硬さになるまで15分から30分ほど解凍してからお使いください。
ココナッツミルク、クリームに含まれるココナッツオイルの融点は24℃と低いので、もし高温多湿の地域にお住まいでしたら空調のきいた部屋で作ってください。
ココナッツミルクの脂肪分と水分が分離した時の水は捨てずに取っておいてスムージーに入れたり、ジュースに入れてもOK。
完成したココナッツミルクの生クリームは味も見た目も質感も普通の生クリームそのもの!普通の生クリームの様に何にでもお使いください。ケーキに塗って、パイピングしてデコレーションも出来ますよ。ヘルシーな
グラノーラとフルーツのパフェにしても◎