自家製ココナッツミルク [ローフード]
 
浸水時間(短縮OK)
調理時間
合計時間
 
著者:
料理分野: ローフード、ヴィーガン(ビーガン)、グルテンフリー
分量(何人分): 2
材料
  • ココナッツ(成熟した茶色いもの) 1個
  • 水 240cc〜360cc
作り方
  1. 流水でココナッツを洗い、ねじ回しを用意する。
  2. ココナッツの底には3点凹んでいる箇所がある。ねじ回しで3点をそれぞれ突いてみて、3つの中で一番柔らかい点を見つけたら、ねじ回しをグッと突き刺す。殻を突き破ってしっかり貫通させ、穴を大きく広げるためにグリグリとねじ回しを大きく回転させる。
  3. ねじ回しを引き抜き、ココナッツに開いた穴から、中のココナッツウォーターを注ぎ出す。
  4. ココナッツを横向きにしっかりと持ち、トンカチか包丁の背でココナッツの真ん中(円周の一番大きい部分)を力強く叩いていく。ココナッツを少しずつズラしては叩き、ズラしては叩きを繰り返し、1周させていく。初めはカン!カン!と高い音が鳴り響くが、ヒビが入るとゴン!ゴン!という鈍い音に変わる。
  5. ヒビが一周入ったら、両手で反対方向に引き剥がし、真っ二つに割る。
  6. ココナッツの殻と果肉の間にバターナイフを差し込み、テコの原理で剥ぎ取るように果肉を殻から剥がしていく。この時、果肉が取れにくい場合は殻ごと冷凍庫に入れて30分〜1時間冷やすと、剥がしやすくなる。
  7. 剥がした果肉に茶色い皮が付いてきたら、包丁か皮むき器を使って、茶色い皮を剥き取る。ココナッツの実は硬いので手を滑らせて怪我をしないようにくれぐれも注意する。
  8. ミキサーで撹拌しやすいように果肉をザク切りにする。
  9. ココナッツの果肉と水をミキサー(フードプロセッサーでも代用可能)に入れて、3分程しっかり撹拌する。ここでしっかり撹拌しないと、ココナッツの脂肪分が水に最大限流出しないので、薄いココナッツミルクになってしまう。VitamixやBlendtecのようなハイパワーミキサーをお持ちでなく、普通のミキサーをお使いの場合に水の量が足りず、撹拌しづらい場合は撹拌し易くなるまで水を少しずつ足す。
  10. ナッツミルクバック(ストッキンでも代用可能)をお持ちの方はナッツミルクバックの中にミルクを注ぎ入れて、ボウルの上で絞り出す。ナッツミルクバックをお持ちでない方はボウルの上にザルを置き、ザルの中に少しずつミルクを入れ、手で念入りに果肉を絞リ出す。しっかり絞れば絞るほど脂肪分が流れ出て、リッチなココナッツミルクになる。
  11. タイ料理やインド料理などのココナッツミルクを使う料理に使う。お好みの甘味料とバニラエッセンスで味付けして、そのまま飲んだりチアシードプリンに使っても。保存期間:冷蔵保存で3日間
コツ • ポイント
店頭で成熟したココナッツを選ぶ際は以下の条件をクリアしているものを選びましょう。

⚫︎持ってみると見た目より意外と重い。
⚫︎振ってみるとシャカシャカとココナッツウォーターが中に入っている音が聞こえる。
⚫︎お尻にある3つの凹みが黒くない(ここが黒いのはバクテリアが中で繁殖している証拠)。

成熟したココナッツの中のココナッツウォーターはお口に合えばそのまま飲めますし、料理やスムージーにも使えます。

ココナッツミルクの搾りカスは乾燥させればココナッツフラワーになり、ベーキングやローフードレシピに使えます。ディハイドレーターのトレイにメッシュシートとシリコンシートを敷いてから、搾りカスを薄く均一に広げ、ディハイドレーターに入れて46℃で約12時間、カラカラに乾燥するまで乾かします。密閉容器に入れて直射日光の当たらないところで保管すれば数ヶ月もちます。
Recipe by mariko sakata | ローフード、ヴィーガンレシピブログ Mariko Sakata at https://marikosakata.com/jp/homemade-coconut-milk/