現在日本滞在中なので、先週に引き続きローフードレシピの代わりに旅ログを掲載させていただきます。今週は京都。京都は高校の修学旅行以来なので15年ぶりくらい。当時も清水寺を見学したくらいしか記憶がないので、京都は今回半分初めてのようなもの。ただ、今回は仕事で来ていて、三条、四条、烏丸三池、河原町、祇園付近に滞在したため、この付近メインの旅ログになってしまいます。
実は今回京都のホテルや旅館がどこも満室で予約するのがとても困難だったんです。その理由は時代祭。幸か不幸か調度時代祭の時に京都入りの日がかち合ってしまっていたんです。ホテル探しは困難だったけれど、やはり当日は時代祭が観れて感激!明治維新時代から延暦時代まで遡っていく形でお祭りが進んでいきますが、それぞれの時代の衣装の鮮やかな色合いと柄の組み合わせ、髪型、女性のお化粧などは、ヘアメイクの世界にいる者としては特に興味深かったです。みなさんも機会があれば是非!
夜はお豆腐専門店、豆水楼の祇園店に。事前に電話で予約すればベジタリアンコース(全10品、税込5103円)をオーダーできるんです。この日は夜の予定がギリギリまで決まらなかったので、事前にベジタリアンコースを予約出来ずに来店。でも材料がギリギリあったとの事で、急遽ベジタリアン仕様にして下さいました。無理なお願いに対応して下さって有難うございました!*当日材料が残っていない場合もあるので、ベジタリアンコースにされたい場合は必ず事前に電話予約してくださいね!
こんな風に外観も素敵。
まずは一品目の胡麻豆腐(左下の写真の右側)。胡麻豆腐の上には銀杏を潰したものが。私は銀杏があまり好きではないんですが、この銀杏はモチモチした食感で、銀杏独特の味もしなくて美味しくてビックリ!胡麻豆腐ももっちり濃厚で胡麻の風味が効いていて美味。左下の写真の左側のつけ汁は湯豆腐用。植物性のおだしで作られていて、優しいマイルドなお味のつけ汁です。胡麻豆腐を出して下さった時に左下の写真の湯豆腐を温め始めて下さり、お豆腐がフツフツと踊ってきたら、食べ始めて下さいと指示を受けました。
湯豆腐が温まるのを待っている間に2品目の生ゆばと刺身こんにゃくが到着(写真左下)。ともに添えてあるおろし生姜をお醤油に入れて、醤油生姜で頂きます。ゆばは柔らかい中にも少しコシがあり、少しアルデンテな感じ。少しチーズっぽい?食感で美味しい!一緒に食事していたアメリカ人の上司はイタリアのチーズ、ブラータみたい!と言って、生ゆばを終始ブラータを呼んでいました(笑)刺身こんにゃくもコリコリした食感で生姜醤油とも相性良く美味しかったです。3品目は味噌田楽、ミョウガのお寿司、りんごのコンポート、サツマイモの甘煮、黒蜜豆腐、卯の花(写真右下)。味噌田楽に塗られた赤味噌は八丁味噌など、様々な味噌をブレンドして作られた、とっても美味しい田楽味噌!モチモチしたお豆腐に濃厚な田楽味噌がたっぷり塗られていて、この豆腐田楽は最高!お気に入りの一品でした。白味噌の田楽も赤味噌のものに比べると少しマイルドだけれど、これも美味。その他のミョウガ寿司、りんごのコンポート、サツマイモの甘煮、黒蜜豆腐、卯の花も優しいお味で美味しかったです。
ここで温めていた湯豆腐が丁度良い塩梅になったので、早速湯豆腐をトライ。植物性のおだしで作られたつけ汁に湯豆腐を入れて、薬味の小口ネギ、おろし生姜を加えて頂きました。マイルドなつけ汁と柔らかい湯豆腐は何ともホッコリする優しいお味。5品目は舞茸と獅子唐芥子の天ぷらとゆばのパリパリ揚げをレモン塩で頂きます。天ぷらはカラッと揚がっていてレモン塩と食べるととっても美味!ゆばのパリパリ揚げはかなり油っぽくて、私には少し油っぽ過ぎたので残してしまいました。
6品目は湯葉のあんかけ。湯葉の質感も、ほんのり甘塩っぱいあんも両方トローリしていて、相性抜群!こってり美味しくて、ごはんにのせて食べたいくらい。これまたお気に入りの一品でした!7品目は締めのきのこごはん、おふのお味噌汁にお漬物。もうこの時点で今までの沢山の料理でお腹一杯ですが、何とか詰め込みました。
最後、デザートには抹茶と餡子の白玉団子が出され、これにてコース終了。お腹いっぱいで動けませんが、デザートも折角なので美味しく頂きました。
ベジタリアンのお豆腐コース料理、とっても美味しくて大満足でした!特にお気に入りは味噌田楽と湯葉のあんかけ。唯一微妙だったのは油っぽい湯葉のパリパリ揚げだけでした。あとはどれも美味しく頂きました。値段はかなり張りますが、一度是非!
豆水楼 祇園店
〒605-0812 京都府京都市東山区東大路松原上る四丁目 毘沙門町38−1
TEL: 075-561-0035
http://www.tousuiro.com/index.html
翌日は錦市場へ!道の両側には所狭しとありとあらゆる食材屋さんが立ち並んでいます。手焼きせんべいや、焼き栗、漬物、和菓子、八百屋さんと食べ物関係で無いものは無いと言い切っても過言では無いほど。私は出来立てのおせんべいに目が無いので、早速色々な種類の中から胡椒せんべいを選んで食べ歩き。幸せ〜!次に焼き栗を上司に説明して購入。これもホクホクで最高!上司もスウィートポテトそっくりね!とお気に入り。そう言われてみれば確かにちょっとスィートポテトっぽいかもと、納得してしまいました。少し歩くと、よもぎ饅頭とよもぎの麩饅頭も発見!よもぎ饅頭は亡き祖母がよく作ってくれたので、よもぎ饅頭を見つけたら私的に食べるのはマスト。こちらは祖母のものに比べたらよもぎの味が弱くてマイルドでしたが、美味しゅうございました。よもぎ饅頭を食べて、ちょっとセンチメンタルになりながら、錦市場を練り歩いていましたが、仕事のため仕方なく途中で退散。最後まで見れなかったので、今度は一人でゆっくり、のんびり歩きたいな。
夜はインターネットで調べて見つけたmumokuteki cafeへ。カフェは階段を上がった2階にあります。
店内は可愛くておしゃれ!
夜の8時半と夕食には少し遅めの時間にも拘わらず、かなり混んでいて席に着くまで10分くらい待ちました。
メニューにはmumokuteki cafeの3つのこだわり、肉、白砂糖、牛乳、卵の使用を控えていること、化学調味料の不使用、無農薬、減農薬野菜を使用していることが書かれています。又、一部魚のだしを使用しているため、魚のだしを使用しているものにはメニューに魚のマークが付いています。私はヴィーガンのものを選ぶために、お魚マークのないものからチョイス。ベジ豆乳ラーメンセットと、人気ナンバー1のおから揚げのチリマヨを単品でオーダー。
左上の写真がベジ豆乳ラーメンセット。こってり濃厚なトンコツ風の豆乳ベーススープに麺はパスタを使用してヴィーガン。野菜も蓮根や人参、ネギがたっぷり。トンコツ風の豆乳ラーメンスープは濃厚でクリーミーで美味しすぎて、最後にはスープを飲み干してしまったほど!パスタ麺もスープに合って美味しいんですが、食べていてたまにラーメンと言うよりスープパスタっぽく感じる時もありますね。でもとっても美味しいトンコツ風スープなので、パスタ麺だろうが何だろうが私には全然気になりませんでした。あまりの美味しさにあっという間にラーメンをスープまで飲み干して完食してしまいました。おから揚げも頼んだので、セットにする必要は全くありませんでしたが、頼んだからにはお惣菜と漬物もいただきました。お惣菜も薄味で普通に美味しいです。写真右上の人気ナンバー1のおから揚げはおから蒟蒻から出来ていて、コリコリした面白い食感。チリマヨ味で食感も含め、癖になる美味しさ。私はお酒を飲みませんが、おつまみに良さそうな感じ。人気ナンバー1なのも納得の美味しさでした。でも大の麺好きの私は豆乳ラーメンに一票!内装もおしゃれな上にご飯も美味しい、とってもお勧めなカフェなので三条付近にいらっしゃる時は是非!
mumokuteki cafe
〒604-8066 京都府京都市中京区御幸町通六角下ル伊勢屋町351
TEL: 075-213-7733
営業時間:11:30~22:00(不定休)ラストオーダー:21:00
http://www.mumokuteki.com/cafe/menu/index.html
食べ物関係はこんな感じで、あとは合間に金閣寺、龍安寺、銀閣寺をさっと観た程度でした。どれも初めてだったのですが、中でも金閣寺に圧巻!写真では伝わりませんが、実際に目の前で見ると、本当にピュアゴールド!太陽の光を反射してキラキラと輝いていて、その美しさは言葉では表せません。ぼーっと写真を撮るもの忘れて見とれてしまいました。ふと思い出してパシャりと撮ったのがこの写真。本物の50%くらいの美しさしか再現されていません。金閣寺、恐るべじ。こんなに美しいものを今まで見たことがありません。ご覧になったことのない方は是非、実物を京都で。
相変わらず仕事でバタバタしていたため、京都の旅ログはこんな感じで失礼いたします。次回は東京編になります。
Leave a Reply