今回は先週ご紹介した自家製サンドライトマトを使って作る、自家製サンドライトマトのオイル漬けの作り方をご紹介します。自家製サンドライトマトが手元にない場合は市販のサンドライトマトをお使い下さいね。サンドライトマトのオイル漬けはイタリアの家庭ではおばあちゃんやお母さんが仕込む保存食。イタリア人の友達に聞いてもみんな口を揃えて、ノンナ(おばあちゃん)やママが作ってたよ!と教えてくれます。そのままの日干ししただけのサンドライトマトとサンドライトマトのオイル漬けはいずれもイタリア料理に欠かせない材料。両方とも加熱処理しないので、なんと元々ローフードなんです!
イタリア人のお友達にそれぞれのご家庭ではどうやってオイル漬けにしているのかを聞いてみると、作り方はみな似ています。瓶にサンドライトマトを一層ずつ敷き詰め、各層にバジル、オレガノ、ニンニクのみじん切り、塩をひとつまみ掛けていきます。オリーブオイルをヒタヒタに注いで出来上がり。とっても簡単ですよね!ちなみに今回ご紹介するサンドライトマトのオイル漬けのレシピからはニンニクを抜いています。ニンニクのような弱酸性の食べ物をオイル漬けにすると、ニンニクがボツリヌス菌の最適な住処になるんです。ボツリヌス菌は嫌気性細菌のため、オイル漬けの空気の無い環境を好みます。市販のガーリックオリーブオイルはニンニクを酸性に処理してからオイルに味付けしているので安全ですが、自家製のものはそうでないため食中毒を起こす危険性があります。イタリアのご家庭では何世代も問題なくニンニクを使われてきていますが、当ブログでご紹介するレシピは安全性を第一にしていますので、ニンニクを抜かせていただきました。ご了承下さい。
それではとっても簡単なサンドライトマトのオイル漬けの作り方に入りましょう!何の機械も要りません。まずはしっかり密閉できるガラス容器を選び、煮沸消毒をし、自然乾燥させます。ガラス容器選びの目安としては、約2 1/2カップ分のサンドライトマトに対して、0.5ℓの容量のガラス容器をお使いになると良いでしょう。サンドライトマトを底に一層敷き詰めて、バジル、オレガノ、塩をひとつまみずつ振りかけます。この作業をサンドライトマトが瓶の口の下に来るまで繰り返します。ちなみにオイル漬けのサンドライトマトが完成してから料理に使う時に、油っぽいサンドライトマトを千切りに切るのが面倒な方は、瓶に詰める前に1センチ位の太さの千切りに切ってから敷き詰めると、後でカットする手間が省けますよ。
しっかりサンドライトマトを瓶に詰めたら、最後にオリーブオイルを注ぎ入れます。一番上のサンドライトマトが空気に触れないように、完全にオリーブオイルにヒタヒタに浸かるまでオイルを注いで下さいね!後は直射日光の当たらないところで1週間ほど寝かせて完成!寝かせることによってオイルにサンドライトマトとハーブの味が浸透し、更にサンドライトマトもオイルを吸って柔らかくなります。
オイル漬けのサンドライトマトはローパスタソースやフムス、ディップ、そのまま食べ易い大きさに切ってサラダにトッピングしても美味!ローに拘らないならパスタやサンドイッチなどに入れて楽しんでください。残ったオイルはサンドライトマトとハーブの味が染み込んでいるので、取っておいてイタリア料理を作る時に普通のオリーブオイルの代わりに是非使ってみて下さい。一度作ってしまえば6ヶ月持つので、とっても便利!我が家では両方ともパントリーの常備品。みなさんも是非サンドライトマトとサンドライトマトのオイル漬けを常備してみませんか?
- 自家製サンドライトマト、もしくは市販のもの 約 2½カップ弱(瓶に詰めるのに必要な分)
- バジル(ドライ) 大さじ1
- オレガノ(ドライ) 小さじ1½
- 塩 小さじ1/2
- オリーブオイル(出来ればエキストラバージン) 約2カップ(サンドライトマトがヒタヒタに浸るまで必要な量)
- しっかり密閉できるガラス容器を選び、煮沸消毒し、自然乾燥させる。ガラス容器選びの目安としては、約2½カップ分のサンドライトマトに対して、0.5ℓの容量のガラス容器をお使いになると良いでしょう。
- サンドライトマトを底に一層敷き詰めて、バジル、オレガノ、塩をひとつまみずつ振り掛ける。この作業をサンドライトマトが瓶の口から3センチ位下に来るまで繰り返す。
- 最後にオリーブオイルを注ぎ入れる。一番上のサンドライトマトが空気に触れないように、完全にオリーブオイルにヒタヒタに浸かるまでオイルを注ぐ。
- 直射日光の当たらないところで1週間ほど寝かせて完成。寝かせることによってオイルにサンドライトマトとハーブの味が浸透し、更にサンドライトマトもオイルを吸って柔らかくなる。
お好みでハーブの量も調節して下さい。
このサンドライトマトのオイル漬けのレシピからはニンニクを抜いています。ニンニクのような弱酸性の食べ物をオイル漬けにすると、ニンニクがボツリヌス菌の最適な住処になります。ボツリヌス菌は嫌気性細菌のため、オイル漬けの空気の無い環境を好みます。市販のガーリックオリーブオイルはニンニクを酸性に処理してからオイルに味付けしているので安全ですが、自家製のものはそうでないため食中毒を起こす危険性があります。イタリアのご家庭では何世代も問題なくニンニクを使われてきていますが、当ブログでご紹介するレシピは安全性を第一にしていますので、ニンニクを抜かせていただきました。ご了承下さい。
オイル漬けのサンドライトマトが完成してから料理に使う時に、油っぽいサンドライトマトを千切りに切るのが面倒な方は、瓶に詰める前に1センチ位の太さの千切りに切ってから敷き詰めると、後でカットする手間が省けますよ。
残ったオイルはサンドライトマトとハーブの味が染み込んでいるので、取っておいてイタリア料理を作る時に普通のオリーブオイルの代わりに是非使ってみて下さい。
使い始めてからは冷蔵庫で保存する。保存期間:6ヶ月
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