今回は自家製サンドライトマトの作り方をご紹介します。サンドライトマトとはその名の通り日干しトマトの事で、イタリア料理の保存食。日干しのため、元々ローフードな食材なんです。トマトの旨味が凝縮されていて、濃厚なトマトの味がとても美味しいんです。サンドライトマトはイタリア料理に限らず、ローフードレシピにも頻繁に使われる、ローフード料理の幅を広げてくれる材料!
サンドライトマトには乾燥させただけのものと、オイル漬けのものと2通りあります。乾燥させただけのものはオイルフリー。料理に使う時に自分で使うオイルの量を調節出来ます。オイル漬けのものはサンドライトマトをオリーブオイルとイタリアンハーブで漬け込んだものなので、どうしても油っぽいですが、その分サンドライトマトとハーブの味が染み込んだオリーブオイルにコーティングされていて、とっても美味!今回は乾燥させただけのサンドライトマトの作り方を、来週はオイル漬けの作り方をご紹介します。
自家製サンドライトマトの作り方は超簡単! トマトを半分に切って、塩を掛けてから、ディハイドレーター(食品乾燥機)かオーブン(ローでは無くなります)で乾燥させるだけ!トマトが乾燥するまでに2、3日掛かるので時間は掛かりますが、干物なので一度作ってしまえば柔らかめなら2週間、硬くカリカリに乾燥させれば6ヶ月持ちますよ。ちなみに天気の良くて湿度の低い日なら干しカゴに入れて天日干しも出来ますが、約2日半〜4日間掛かります。
始める前にまずはトマト選びについて。写真では果肉が厚く、種の少ないローマトマトを使用していますが、普通のトマトもお使いいただけます。出来たら果肉の厚いものをお選び下さい。
*ディハイドレーター(食品乾燥機)をお持ちの方:
ト マトを縦半分に切ります。種の多いトマトをお使いでしたら、種を取り出して下さい。ディハイドレーターのトレイにメッシュシートを敷いて、トマトの切り口を上にして均一に並べていきます。トマト同士がくっつかな いように、少し隙間を空けて下さいね。切り口に塩を振りかけて、ディハイドレーターで68℃で1時間乾燥させてから、46℃に下げて約2日間掛けて乾燥させます。数時間おきにトレイを反転させて両サイドが均一に乾くようにすると良いですよ。
* ディハイドレーターをお持ちでない方(オーブンを使用するので、ローではなくなります):
オー ブンを一番低い温度に設定します。トマトを縦半分に切り、天板に均等な感覚を空けながら均一に並べていきます。種の多いトマトをお使いなら、種を取り出して下さい。切り口に塩を掛けて、オーブン に入れて約2日半掛けて、ゆっくりと乾燥させていきます。途中、何度かトマトをひっくり返して下さい。オーブンのドアをほんの少しだけ開けておいて、水分を逃すと良いでしょう。ちなみに私のオーブンの最低温度は60℃で、約2日間掛かります。安全のために就眠中は一旦オーブンを止めて下さいね。乾燥時間を短縮されたい場合はオーブンの温度を93℃に設定すると、乾燥がより速く進みます。
出来上がりの目安は手で触ってみて、乾いていても柔軟性のあり、ドライフルーツのような質感なら完成!湿った感触がしたらまだ未完成。ここで止めるとカビに繋がるので、湿り気がなくなるまでしっかり乾燥させて下さいね。
自家製サンドライトマトの完成!食べやすい大きさに切ってサラダに入れたり、パスタに入れたり、パスタソースに入れたり、サンドイッチに入れたり、ローフードレシピに使ったりと、使い道は数え切れない程。密閉容器やジップロックに入れて保存すれば6ヶ月持つので、便利な常備乾物。次回のトマトの安売りの時にはトマトを沢山買ってきて、自家製サンドライトマトを作ってみませんか?
来週は自家製サンドライトマト使った、サンドライトマトのオイル漬けの作り方をご紹介します。乞うご期待!
- 完熟ローマトマト(もしくはなるべく果肉の厚いトマト) 900g
- 塩 小さじ1
- トマトを縦半分に切る。種の多いトマトをお使いなら、種を取り出す。
- ディハイドレーターのトレイにメッシュシートを敷いて、トマトの切り口を上にして均一に並べてていく。トマト同士がくっつかないように、少し隙間を空ける。
- 切り口に塩を振りかけて、ディハイドレーターで68℃で1時間乾燥させてから、46℃に下げて約2日間掛けて乾燥させる。数時間おきにトレイを反転させて両サイドが均一に乾くようにする。
- オー ブンを一番低い温度に設定し、予熱する。
- トマトを縦半分に切り、天板に切り口を上にして、均等な感覚を空けながら均一に並べる。種の多いトマトをお使いなら、種を取り出す。
- 切り口に塩を掛けて、オーブンに入れて約2日半掛けて、ゆっくりと乾燥させていく。途中、何度かトマトをひっくり返す。オーブンのドアをほんの少しだけ開けておいて、水分を逃すと良いでしょう。安全のために就眠中は一旦オーブンを止める。乾燥時間を短縮したい場合はオーブンの温度を93℃に設定すると、乾燥がより速く進む。
- 手で触ってみて、乾いていても柔軟性があり、ドライフルーツのような質感なら完成。湿った感触がしたらまだ未完成。ここで止めるとカビに繋がるので、湿り気がなくなるまでしっかり乾燥させる。
- 密閉容器かジップロックに入れて常温で直射日光の当たらないところで保存する。
保存中にサンドライトマトが硬くなったら、水に戻して使います。
天気の良くて湿度の低い日なら干しカゴに入れて天日干しも出来ますが、約2日半〜4日間掛かります。
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