今回は私の大好物のバジルペスト(ジェノベーゼ)のパスタのローフードレシピをご紹介します。自家製バジルペストはフードプロセッサーかミキサーで撹拌するだけで出来て超簡単!その新鮮さと味に市販のものは到底敵いません。ローのパスタなので、ズッキーニを麺状に切って作ったヘルシーなズッキーニパスタを使います。普通のパスタと違って炭水化物はゼロ!ダイエット中の方や炭水化物の摂り過ぎに注意されている方にピッタリ。普通のパスタのような食感はありませんが、あっさりしていて美味しいんです。カロリーを心配する事なく、お腹いっぱいになるまでいくらでも食べられますよ!
バジルペストはイタリアのジェノバ発祥のバジルのソース。ペストは潰すという意味で、伝統的にはバジルの葉、ニンニク、松の実、パルメザンチーズ、オリープオイル、塩をモーター&ペストル(西洋のすり鉢)ですり潰して作ります。すり鉢で作るのは時間と手間が掛かりますが、すり潰す事により細かく刻むフードプロセッサーやミキサーで作ったものより香り高く、味も濃く仕上がります。フードプロセッサーやミキサーで作ったペストも勿論美味しいですが、すり潰して作ったものには敵わないので、お時間のある時にでも是非一度お試し下さい。すり鉢を使われる場合は、少量ずつすり潰し、バジルの葉を数回に分けて足しながらすって下さい。
		
		
			
			
		
	
でもすり鉢で作っている時間が無い時の方が多いですよね?そんな時はフードプロセッサーを使うと、ものの数分で作れてしまいます。フードプロセッサーをお持ちでない方はミキサーを代用出来ますよ。フードプロセッサーにニンニク、松の実、バジルの葉、パルメザンチーズの代わりにニュートリショナルイースト(無ければ抜いて下さい)、塩を入れて全体的に細かくなるまで撹拌します。側面にバジルや松の実の破片が張り付くので途中、へらで下に戻して下さい。フードプロセッサーの蓋の注ぎ口からオリーブオイルを流し入れ、滑らかなペーストになるまで撹拌します。これでバジルペストの完成です!ものの5分、10分位で出来てしまいます。
		
		
			
			
		
	
完成したバジルペストは約1カップ分(約7〜8人分)になるので、ズッキーニパスタの量より多く出来上がります。フードプロセッサーやミキサーを使う場合、少なすぎる分量だと均一に撹拌出来ないのでこの量になっています。余ったペストは冷蔵保存か冷凍保存して下さい。バジルペストは冷蔵庫で1週間持ち、冷凍すれば3〜4ヶ月持ちます。冷蔵庫で保管する場合はガラス瓶か密閉容器に入れて、ペストの変色を避けるためにオリーブオイルを上に流し入れ、ペストが空気に触れないようにします。蓋をして冷蔵保存して下さい。
冷凍する場合はアイスキューブトレイにペストを入れて、変色を避けるためにここでもオリーブオイルを流し入れ、ペストが空気に触れないようにします。冷凍庫に入れて冷やし、ペストが凍ったらペストキューブをジップロックに入れて冷凍庫で保管します。多めに作って冷凍しておけば、いつでもペストが楽しめるのでとっても便利!
		
		
			
			
		
	
それでは次にズッキーニパスタを作りましょう。ズッキーニパスタを作る方法には2通りあります。
1つ目は回転千切り器(英語ではスパイラライザー。左下の写真のもの)を使う方法。スライサーに野菜を固定し、取っ手をクルクル回すだけで簡単にパスタ状の麺が出てくるんです。ズッキーニ以外にも、キュウリ、大根、サツマイモ、人参など、何でもお好みの野菜を麺に出来ますが、ズッキーニは野菜の中でも味がマイルドなのでパスタ料理に適しています。このスライサーは少し大きくて場所を取るのがたまに傷ですが、とても簡単に使えますし、調度良い太さの麺をスライスしてくれるので、とってもお勧めです。刃も3種類、千切り用の大小2種類とらせん状スライス用が付いてきますが、私はパスタ作りに使う千切り用の小さい方の刃しかあまり使う事がありません。日本ではこちらで購入出来るようです。
		
		
			
			
		
	
使い方はとっても簡単!まずは千切り用の小さい方の刃をセットします。ズッキーニのへたとおしりを包丁で切り落とし、ズッキーニの頭の方の切り口を円形の金属部分に突き刺します。この時、ズッキーニーの切り口の中心に円形の金属部分が刺さる様にして下さい。次にズッキーニがテーブルと平行に真っすぐ平らになる様に位置を確認してから、右の取っ手のスパイクでズッキーニのお尻を突き刺します。これでズッキーニが固定出来ました。後は片手でスパイラライザーが安定する様に抑えなが ら、右の取っ手をクルクルと回します。みるみるうちにパスタ状の麺が出てきて、あっという間にズッキーニが麺に!このままでは麺が長過ぎるので、包丁で食べ易い長さにカットします。ちなみにオーガニックのズッキーニをお使いのなら、皮付きで使った方がアルデンテな食感に仕上がり、麺も切れにくいですよ。
		
		
			
			
		
	
もう一つの方法はスライサーを使う方法。ズッキーニのへたとおしりを包丁で切り落とし、スライサーで1ミリ位の厚さにスライスしていきます。スライスし終わったら、ズッキーニのスライスを重ねて、麺の太さに包丁で切っていきます。フェトチー二の様に少しだけ太めに切ると、あとで麺が切れにくいですよ。
		
		
			
			
		
	
いずれかの方法で麺が出来上がったら、ボウルに移し、塩とオリーブオイルを少量掛けて塩揉みして、ズッキーニの水が出てくるまで2〜3分おきます。召し上がる直前に両手で麺を絞って水気を良く切って下さい。ズッキーニパスタはソースと絡めるとソースの塩分により段々水が出てきて、 水っぽくなってしまうので、しっかり水切りしましょう。
		
		
			
			
		
	
さあ召し上がる直前に出来立ての自家製バジルペストと手で絞って水気を切ったズッキーニパスタを合えてお皿に盛り、ズッキーニから水が更に出て来ないうちにすぐにお召し上がり下さい。お好みでバジルの葉を飾り、松の実とニュートリショナルイーストで作るローパルメザンチーズを掛けても美味!ローパルメザンチーズを作るのが面倒な場合はニュートリショナルイーストを掛けるだけでも美味しいですよ。
		
		
			
			
		
	
ローパスタはローフードのレパートリーも増えて、飽きも来ませんし、何と言ってもダイエットの味方!これからも色々なローパスタレシピをご紹介していきますね!
- バジルの葉 2⅓カップ(葉を詰めて計って下さい)
 - 松の実 1/3カップ強
 - ニンニク 2片
 - ニュートリショナルイースト(無ければ抜いて下さい) 大さじ1
 - オリーブオイル 80cc
 - 塩 小さじ1/3
 
- ズッキーニ(1本約200gのものをお使いの場合) 4本(2人分)
 - オリーブオイル 少量
 - 塩 ひとつまみ
 
- バジルの葉 少々
 
- 松の実(カシューナッツなどのマイルドなナッツや種でも代用可能) 1/3カップ
 - ニュートリショナルイースト 大さじ1½
 - 塩 小さじ1/4
 
- フードプロセッサーにニンニク、松の実、バジルの葉、ニュートリショナルイースト(無ければ抜く)、塩を入れて全体的に細かくなるまで撹拌する。フードプロセッサーをお持ちでない方はミキサーを代用可能。側面にバジルや松の実の破片が張り付くので、途中へらで下に戻す。
 - フードプロセッサーの蓋の注ぎ口からオリーブオイルを流し入れ、滑らかなペーストになるまで撹拌する。
 
- 千切り用の小さい方の刃をセットする。ズッキーニのへたとおしりを包丁で切り落とし、ズッキーニの頭の方の切り口を円形の金属部分に突き刺す。この時ズッキーニーの切り口の中心に円形の金属部分が刺さる様にする。
 - ズッキーニがテーブルと平行に真っすぐ平らになる様に位置を確認してから、右の取っ手のスパイクでズッキーニのお尻を突き刺す。
 - 片手でスパイラライザーが安定する様に抑えながら、右の取っ手をクルクルと回し、麺を作る。
 - 出来上がった麺は長過ぎるので、包丁で食べ易い長さにカットする。
 - 麺をボウルに移し、オリーブオイルと塩を少量掛けて塩揉みし、2〜3分置く。
 
- ズッキーニのへたとおしりを包丁で切り落とし、スライサーで1ミリ位の厚さにスライスする。
 - スライスし終わったら、ズッキーニのスライスを重ねて、麺の太さに包丁で切る。フェトチー二の様に少しだけ太めに切ると、あとで麺が切れにくいですよ。
 - 麺をボウルに移し、オリーブオイルと塩を少量掛けて塩揉みし、2〜3分置く。
 
- 召し上がる直前にズッキーニパスタを手で絞って水気を切り、大体大さじ4杯分のペストと合える。お使いになるペストの量はお好みで調節して下さい。
 - お好みでローパルメジャンチーズ(時間が無ければニュートリショナルイースト)を掛け、バジルの葉を飾る。ズッキーニから水が更に出て来ないうちにすぐにお召し上がり下さい。
 
- 松の実をフードプロセッサー、もしくはミキサーに入れて、パルメザンチーズくらいの粒の大きさになるまで、ガッガッっと小刻みに撹拌する。
 - ニュートリショナルイーストと塩を入れて、軽く混ざるまでガッガッっと小刻みに数回撹拌する。撹拌し過ぎると松の実のオイルが出始めて表面が湿ってきてしまうので、撹拌し過ぎないように注意して下さい。そうなった場合はニュートリショナルイーストを足してドライな表面に戻して下さい。
 - 密閉容器に入れて冷蔵保存する。保存期間:1ヶ月
 
ニュートリショナルイーストはベーキング用のイーストとは全く別物です。ベーキング用のイーストを代用してしまうと、不味くて食べられなくなるので絶対に代用しないで下さい。ニュートリショナルイーストをお持ちでない場合はペストのレシピから抜いて下さい。
オーガニックのズッキーニをお使いのなら、皮付きで使った方がアルデンテな食感に仕上がり、麺も切れにくいですよ。
ズッキーニパスタはソースと絡めるとソースの塩分により段々水が出てきて、 水っぽくなってしまうので、召し上がる直前にしっかり水切りしましょう。
バジルペストと合えたズッキーニパスタは冷蔵保存で2日間持ちますが、水が出てくるのでなるべく早く食べ切りましょう。
バジルペストは約1カップ分(約6〜8人分)になるので、ズッキーニパスタ(2人分)の量より多く出来ます。フードプロセッサーやミキサーを使う場合、少なすぎる分量だと、均一に撹拌出来ないのでこの量になっています。余ったペストは保存して下さい。
バジルペストの保存方法
冷蔵保存の仕方:
ガラス瓶か密閉容器に入れて、ペストの変色を避けるためにオリーブオイルを上に流し入れ、ペストが空気に触れないようにする。蓋をして密閉し、冷蔵保存する。保存期間:1週間
冷凍保存の仕方:
アイスキューブトレイにペストを入れて、変色を避けるためにオリーブオイルを流し入れ、ペストが空気に触れないようにする。冷凍庫に入れて冷やし、ペストが凍ったらペストキューブをジップロックに入れて冷凍庫で保管する。保存期間:3〜4ヶ月

まりこさんこんにちは、今日はじめてブログを拝見しました! 私はヴィーガンではないのですがこんな素敵なレシピ真似したいです!
文章もとても魅力的で読みやすくさらに最後にまたレシピがわかりやすく書いてある細かさにすごく感激しました!すごく丁寧でわかりやすかったです! そして自家製の味噌には驚きました私もカナダに住んでまして、何回も味噌やぬか漬けをしたいなーと考えてはいたんですけれども材料や道具が手に入らないからと初めから諦めていましたもしよければ、味噌を作る際の道具や調味料はどのように揃えたか教えていただけたらありがたいです!これから定期的にブログにお邪魔さしていただきますね!よろしくお願いします。
Risaさん、
コメントありがとうございます!そして当ブログをご覧下さりありがとうございます!つたない日本語なのにそんな風に仰ってくださって恐縮です。
Risaさんはカナダに住んでらっしゃるんですね!素敵ですね!海外住まいだと日系スーパーが近くにあればラッキーですが、そうでないと材料集めも大変ですよね。私の使用したものはアメリカのものですが、ご参考までに。
味噌用コンテナ:オーガニックの発芽味噌を作るのに使った味噌桶は日本から大きなボストンバックに入れて持ち帰ってきたのでアメリカでは買っていないのですが、ひよこ豆味噌に使った発酵用の容器は釉薬がlead free(鉛不使用)で長期保管でも安心なOhio Stonewareの3 Gallon Stoneware Pickling Crockとこちら専用の重石を使用しました。
http://www.gardeners.com/buy/stoneware-pickling-crock-3-gallon/8587572RS.html
こちらはアメリカ製ですが、カナダで売っているfermentation crockやpickling crockでも大丈夫ですよ。
大豆:オーガニックの大豆やひよこ豆はホールフーズで購入しましたが、お近くの健康食品店で手に入ると思います。
塩:Real Saltというミネラル豊富なピンク色の海塩を使いましたが、お好みの海塩や岩塩、ヒマレアンソルトでOK。重石代わりに使った塩袋には安い普通のお塩を使いました。
麹:Cold Mountian社のRice Koji(普通の乾燥米麹)はミツワやマルカイ、ニジヤなどの日系スーパーでも売られていますが、材料をオーガニックで揃えたかったのでネットでオーダーしました。アメリカだとオーガニックの麹は玄米麹しかなかったので、Rhapsody Natural Foodsのlong term rice miso kojiを使用しました。
蓋用の昆布:日系スーパーか健康食品店で購入しました。
道具:消毒用のウォッカはPopov Vodkaを使用しましたが、アルコール分40%のウォッカなら何でもOK。大豆を潰す作業にはKitchen Aidのstand mixerを使いましたが、フードプロセッサーやすり鉢、ミンサーなどでも代用可能です。
こんな感じでしょうか?何か他にも御座いましたら遠慮なく訊いてくださいね:)味噌作り、結構楽しいので是非!こちらこそ今後とも宜しくお願いします!xx
細かく説明ありがとうございます! 嬉しいです! 味噌作り、、なかなか長い道のりになりそうですが、自家製味噌で味噌汁を飲める日を夢見て頑張りますね!楽しみがひとつ増えました! ありがとうございました!