今回は我が家の常備食、ココナッツベーコンのローフードレシピをご紹介します。ココナッツベーコン?!ココナッツとベーコンを混ぜるの?なんて思われるかもしれませんが、これはローフードレシピなので勿論、動物性食品のベーコンは一切使いません。ココナッツフレークをベーコン風味に味付けして、カリカリにディハイドレーター(食品乾燥器)で乾燥させて作ります。ディハイドレーターをお持ちで無ければオーブンでも作れますよ。ベーコン風味に植物性の調味料だけで味付けするなんて信じられないかもしれませんが、薫製液(英語ではリキッドスモーク)と言う秘密兵器を使えば驚く程ベーコンの味に似せる事が出来てしまうんです!このヘルシーで体に良いココナッツベーコンなら、ギトギトの油やカロリーを気にせずにベーコン味を楽しめますよ!
それでは皆さんの聞き慣れない材料も使うので、ここで説明させていただきますね。まずはココナッツフレーク。ココナッツフレークはココナッツファインよりも一つ一つの削りカスのサイズが大きいもの。両方ともココナッツの実を削って乾燥させたものなので、削りが粗いか細かいかだけの違いです。要は普通の鰹節と荒削りの鰹節の違いみたいなものですね。
日本ではココナッツフレークはあまり店頭で売られていないので、ネットでオーダーするのが手っ取り早いと思います。ココナッツフレークをお買い求めの際は、砂糖不使用の物をお探し下さい。ちなみにiherbで私の使っているココナッツフレークを取り扱っているので、リンクを載せておきますね。
ココナッツフレークが手に入らない場合は、ココナッツファインを代用する事も可能です。ココナッツファインだと軽くサクサクした食感でベーコンの食感とは違ってしまいますが、味は同じなのでココナッツフレークが見つからない時に代用されてはいかがですか。
次に薫製液について。薫製液はスモーク中に発生する水蒸気を集めたスモーク味の水の調味料。料理に使えば自宅でスモークをしなくてもスモークの味を再現出来るとっても便利な調味料なんです。バーベキュー大国のアメリカではスーパーのスパイス売り場に置かれていて、ヒッコリーの薫製液やモスキートの薫製液など数種類市販されています。私はアメリカ製のヒッコリーの薫製液を使っていますが、お使いの薫製液によってスモークの味や強さも異なるので、お好みで量を調節して下さい。薫製液は多く使い過ぎるとスモークの味が強過ぎてしまうので、少量ずつ足していって下さいね。ちなみにアマゾンで購入出来る薫製液はこちら。
それでは早速作り方に入りましょう。ボウルに全ての材料を加え、ココナッツフレークを粉々に砕いてしまわない様にそっと掻き混ぜます。調味料を入れてから数分置くと、ココナッツフレークに調味料がしみ込んでしんなりするので、掻き混ぜ易くなりますよ。お使いの薫製液によって全体的な味の濃さが左右させるので、お醤油、メープルシロップ、薫製液の量をお好みで調節して下さい。私もヒッコリーとモスキートの両方の薫製液で作ってみましたが、モスキートの薫製液を使った時はヒッコリーの時と同じ量の調味料だと味が薄かったので、お醤油、メープルシロップ、薫製液の量を増やさないといけませんでした。
ディハイドレーターをお持ちの方はトレイにテフレックスシートを敷いて、その上にココナッツベーコンを均一に広げます。トレイをディハイドレーターに入れて、46℃で6〜8時間、カリカリに完全に乾くまで乾燥させます。出来上がったら密閉容器に入れて常温で保存すれば2週間持ちます。保存中に少しシケてきたらディハイドレーターでカリカリになるまで1、2時間乾燥させると元に戻りますよ。
ディハイドレーターをお持ちでない方はオーブンをお使いいただけます。ただし、ローではなくなりますのでご了承下さい。オーブンを150℃で予熱し、天板にココナッツベーコンを薄く均一に広げます。オーブンに入れて約20〜30分焼きます。途中焦げ付かない様に5分毎に掻き混ぜます。右下の写真のように綺麗な茶色の焼き色がついたらオーブンから取り出してください。焼き上がった時点でまだココナッツベーコンが柔らかくて水分が多少残っていても、余熱が取れると硬くなり、乾燥するのでご心配なく。逆にココナッツベーコンの柔らかさに気を取られて焼き色に注意していないと焦がしてしまうので注意してくださいね。オーブンで焼いたココナッツベーコンはディハイドレーターで作ったものより焼き色がついて、色が濃い仕上がりになります。
*ココナッツフレークの代わりにココナッツファインを使う場合は、焦げ易いので頻繁にチェックして掻き混ぜて下さい。
カリカリのココナッツベーコンの完成です!サラダにトッピングしたり、ローではないですがBLT(ベーコン、レタス、トマト)サンドイッチを作ったりと、ベーコンの代替品として何にでもお使えるので、超万能!是非お試し下さい!次回はローマヨネーズのレシピ。ローマヨネーズとこのココナッツベーコンを使ったBLTサラダもご紹介します。
- ココナッツフレーク(無ければココナッツファイン) 2⅓カップ
- グルテンフリー溜まり醤油、もしくは生醤油 大さじ2〜大さじ2½
- メープルシロップ 小さじ1〜小さじ2½
- 薫製液 小さじ1/4〜小さじ2
- 塩 小さじ1/4
- 胡椒(お好みで) 適量
- ボウルに全ての材料を加え、ココナッツフレークを粉々に砕いてしまわない様にそっと掻き混ぜる。調味料を入れてから数分置くと、ココナッツフレークに調味料がしみ込んでしんなりするので、掻き混ぜ易くなります。お使いの薫製液によって全体的な味の濃さが左右させるので、お醤油、メープルシロップ、薫製液の量をお好みで調節して下さい。薫製液を足す場合は多く使い過ぎるとスモークの味が強過ぎてしまうので、少量ずつ足していって下さい。
- トレイにテフレックスシートを敷いて、その上にココナッツベーコンを均一に広げる。
- トレイをディハイドレーターに入れて、46℃で6〜8時間、カリカリに完全に乾くまで乾燥させる。
- 密閉容器に入れて保存する。
- オーブンを150℃で予熱し、天板にココナッツベーコンを薄く均一に広げる。
- オーブンに入れて約20〜30分焼く。途中焦げ付かない様に5分毎に掻き混ぜる。
- 綺麗な茶色の焼き色がついたらオーブンから取り出す。焼き上がった時点でまだココナッツベーコンが柔らかくて水分が多少残っていても、余熱が取れると硬くなり、乾燥するのでご心配なく。逆にココナッツベーコンの柔らかさに気を取られて焼き色に注意していないと焦がしてしまうので注意する。オーブンで焼いたココナッツベーコンはディハイドレーターで作ったものより焼き色がついて、色が濃い仕上がりになる。*ココナッツフレークの代わりにココナッツファインを使う場合は、焦げ易いので頻繁にチェックして掻き混ぜて下さい。
- 密閉容器に入れて保存する。
お使いの薫製液によってスモークの味や強さも異なり、全体的な味の濃さも左右されます。お好みでお醤油、メープルシロップ、薫製液の量を調節して下さい。レシピの調味料の少ないの量の方が私がヒッコリーの薫製液を使った時、多い方がモスキートの薫製液で作った時に必要だった量です。大体の目安として参考にして下さい。
保存中に少しシケてきたらディハイドレーターでカリカリになるまで1、2時間乾燥させると元に戻ります。
保存期間:常温で2週間
Junko Suzuki says
サカタマリコさま、
ヴィーガンベーコン作りました!あまりにも美味しくできて感激したのでコメントさせていただきました。
ハワイ島でヴィーガン、マクロビに出会い、少しづつ食生活を変えるためにいろいろ調べていてサカタさまのブログを見つけました。タコミートもとっても美味しかったです。これからもレシピ楽しみにしています!
ありがとうございました!
admin says
じゅんこさま、
お優しい言葉を有難うございます!ココナッツベーコンを気に入っていただけたなんて感激です!それにタコミートまでも!二つも試していただき有難うございます。とっても嬉しいです!ハワイ島でヴィーガンとマクロビに出会われたんですね!素敵な出会いですね⭐︎ 是非これからもよろしくお願いします!