今回は前回のブログ、サワークリームオニオンディップのバリエーション、サワークリームオニオン味ケールチップスのレシピをご紹介します。これはアメリカで人気なサワークリームオニオン味をケールチップスにしたもの。サワークリームオニオンディップをケールと合えて、ディハイドレーターで乾燥させるだけの簡単レシピです。ケールチップス?何それ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ケールチップスは健康志向だけど、ポテトチップスがやめられない、止まらない人の救世主なんです!!
まずはケールの説明から。ケールは青汁の原料のひとつなんです。数年前にケールがアメリカで大ブームになった時、私もケール=青汁=苦くて、不味い、という先入観がありましたが、ケールチップスを食べてからは大好物になりました。「ケール独特の苦みは?」とお思いになるかもしれませんが、味をつけてカリカリに乾燥させる事により、苦みは殆どなくなるんです。ケールチップスはアメリカでは大人気、色々な味も出ていて、今では健康食品店に限らず、普通の大型スーパーでも売られ、どこでも見掛けるようになりました。あんまり美味しくないヘルシーなスナックを健康のために渋々食べるのではなく、本当に美味しいスナックとして楽しめるので、健康志向の人達だけに限らず、ケールチップスは皆から愛されています。
しょっぱい味つけのケールチップスは、ポテトチップスを食べている感覚と変わりません。ポテトチップスは、要はカリカリした食感と脂肪分(酸化した油)、塩気で成り立っていて、ケールチップスもカリカリした食感と脂肪分(ヘルシーなナッツか種の)、塩気で成り立っています。なので、食べた時の感覚は同じなんです。ただ大きな違いは栄養面!ポテトチップスは過酸化脂質(酸化した揚げ油から出来る)や、化学調味料、発がん物質のアクリルアミドも多く含まれています。それに比べてケールは緑黄色野菜の王様、キングオブベジタブルと讃えられる程の栄養価。ビタミンK、ビタミンC、鉄分、カルシウム、オメガ脂肪酸、食物繊維などが豊富。牛乳よりカルシウムは多く、牛肉より鉄分も多く、ビタミンCはほうれん草の10倍以上も含まれています。又、サワークリームオニオン味のベースになるカシューナッツは現代人が不足しがちなマグネシウム、銅、鉄分、亜鉛などが豊富。スナック感覚で食べながらにして、簡単にずば抜けた栄養素を取り入れられるところが、ケールチップスの凄いところ。野菜嫌いなお子さんに最適なおやつなんです!
生のケールを扱った事のない方もいらっしゃるかもしれないので、ここでケールの下処理の仕方について。
- ケールの葉を茎から剥がし取ります。片方の手で茎の一番下の部分を握りしめ、もう片方の手をその隣、葉に近い側において茎を握ります。葉に近い側の手をそのまま葉先までスライドさせると、葉が取れます。私はこの方法で葉を取りますが、単に葉を茎からちぎり取る事も出来ます。ケールを冷蔵庫で数日保管して、少ししなびてしまったら、茎の下の所を斜めに切り落とし、水に20ー30分浸けると蘇ります。
残った茎はジューサーをお持ちであれば、次にジュースを作る時に使うか、ガーデニングをされている方は堆肥にしては如何ですか。我が家ではオリオンのおやつになります!うちの子はこの茎が大好物なんです(笑)
- ケールの葉の間に砂や泥がついていることがあるので、よく洗って下さい。
- 葉の水切りをします。私はサラダスピナーを使います。この1.から3.の順序が私が下処理する順番ですが、先にケールを洗ってから、葉を取る事も出来ますよ。
- 私はここで葉を食べやすい大きさに切らないで、大きい葉のままサワークリームオニオンと合え、ディハイドレーターで乾燥させてしまいます。そしてケールチップスが出来上がってから、手で食べやすい大きさに割ります。ケールの葉は乾燥するとかなり縮小するので、こうする事で一つ一つのケールチップが小さくなり過ぎません。
サワークリームオニオンディップを作る時はレシピを2、3倍分作り、一つをディップとして取り分け、残りをケールチップスにしてしまいます。我が家では色々な味のケールチップスをローテーションしていて、定番スナックとして常備しています。私も昔からポテトチップスが大好きなんですが、今ではケールチップスがその座を奪ってしまいました。皆さんもこのスーパースナックを是非お試し下さい!食べてみるとあまりの意外なおいしさにびっくりしますよ!
ご意見やご感想をコメントで残していただけたら、大変嬉しいです!
- ケール 1束(400g)
- カシューナッツ 1カップ強(4時間浸水させて、水切りする)
- レモンの絞り汁 1個分
- 水 60 ml
- リンゴ酢 小さじ3/4
- メープルシロップ(又はお好みの甘味料)小さじ1/2
- オニオンパウダー 小さじ1/2
- ガーリックパウダー 小さじ1/3
- 塩 小さじ1/2
- ケール以外の上記の材料は不要。
- サワークリームオニオンディップ 1カップ強
- (濃い味付けにしたい場合は1½カップ)
- 調理器具:ミキサー(VitamixかBlendtecが最適)、ディハイドレーター
- カシューナッツを4時間浸水させ、水を切り、洗い流す。
- ケールの葉を取る。葉をよく洗い、水切りし、大きいボウルに入れる。
- ケール以外の全ての材料をミキサーに入れて、滑らかになるまで撹拌する。ミキサーが撹拌しづらい場合は、水をほんの少し足す。水を足し過ぎるとゆるいソースになってしまい、水っぽくてケールにうまく絡まらなくなるので、注意して下さい。もし緩くなりすぎてしまった場合はカシューナッツを更に足して下さい。ミキサーの側面にカシューナッツの欠片がくっついてしまったら、ミキサーを一端止めて、ヘラかスプーンで側面についたものを下に戻して下さい。
- 3をケールにかけ、ケール全体にソースが均一に絡まり、しんなりするまで、両手でよく揉み込む。
- ディハイドレーターのトレイにメッシュシートをのせ、ケールの葉を一層に並べる。分量分を並べるにはトレイが2つ必要。ディハイドレーターにトレイを入れて、46℃で8-12時間、カリカリに完全に乾くまで乾燥させる。
- ディハイドレーターから取り出し、密閉容器に入れて保存する。
乾燥時間(ディハイドレーター): 8-12時間
保存期間:2週間
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