いよいよクリスマスも迫り、何かクリスマスっぽく出来るものをと思い、今回はバニラ味とラズベリー味のマカルーンレシピ(ローフード、ナッツフリー)をご紹介します。バニラの白とラズベリーの赤がクリスマスカラーでクリスマスにピッタリです。紅白だから、お正月のお茶菓子にもなりますよ。
マカルーンとはココナッツ、卵白、砂糖から出来たお菓子をオーブンで焼いたもの。ご紹介するはローフードバージョンなので、卵白も白砂糖も使いませんし、オーブンでも焼きません。今人気のフランス菓子のマカロンと混同しがちですが、見た目も味も全くの別物。しっとり、柔らかく、甘いお菓子なんです。
一般的なローフードのマカルーンの主な材料はココナッツフレーク、アーモンドプードル(このレシピはナッツフリーなので抜いています)、ココナッツオイル、甘味料など。作り方は材料をフードプロセッサーに入れて撹拌し、ディハイドレーターで乾かすだけと、超簡単!乾かすことにより、外側がサクッ、中はしっとり、味も更に凝縮します。ディハイドレーターをお持ちでない方は、冷蔵庫で冷やして下さい。下の写真をご覧いただくと、ディハイドレーターを使った方は外側が乾燥しているのがわかります。特にラズベリーの方はラズベリーの水分が抜けて、サイズも少し小さくなり、色も濃くなっています。冷蔵庫に入れる方法だと全体的にしっとりした感じになります。下の写真では手で丸めたものと、大さじ1サイズのスクープを使ったものも並べてみました。
柔らかい生地なのでスクープを使うと便利ですが、無ければ手で軽く丸めて下さい。ちなみに私の使っているスクープとサイズ違いのものがAmazonでも売られています。私の使っている大さじ1のサイズは日本のAmazonでは売られていないようですが、大きくても小さくてもサイズは好みによるので関係ないですよ。頻繁に使っていますが、頑丈に出来ていて長持ちしています。あくまでも参考までになので、これを作るために買う必要は全く無いですよ。
さて、ここで材料のココナッツフレークとココナッツオイルについて簡単に説明しますね。ココナッツフレークとはココナッツの実を削って乾燥させたもの。タンパク質、食物繊維、鉄分、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれていて、美容効果も抜群!大きいフレークと小さいフレークのものが市販されていますが、マカルーンのレシピには小さいフレークの方が向いています。市販のココナッツフレークの中には砂糖で甘くしていたり、漂白剤が入っているものもあるので、砂糖不使用で、原材料がココナッツだけのものを選んで下さい。参考までに載せておきます下のアマゾンのリンクは、小さいフレークのオーガニックココナッツフレーク。このサイズならバニラに2袋、ラズベリーに1袋、両方作るなら3袋必要でしょう。
ココナッツオイルはココナッツの実から作られたオイル。ココナッツオイルの 面白い特性は温度が25℃以下だと固まり、それ以上だと液体化するところ。店頭で固まっていたり、液状だったり、半々だったりしても、悪くなっているとかでは全くないんですよ!この作用を利用して、ローフードではチーズケーキやチョコレートなどと沢山のスウィーツレシピに使われます。このマカルーンの生地も作り立ての時はかなり柔らかいですが、冷蔵庫で冷やすとチョコレートのような固さになります。クッキングに使う時はぬるま湯で湯煎にかけて、液状にしてからお使い下さい。
ココナッツオイルにはラウリン酸と中鎖脂肪酸、ビタミンEがたっぷり。ラウリン酸は母乳に沢山含まれている成分で、免疫力を高め、抗菌作用があります。中鎖脂肪酸は体内で脂肪として蓄積されず、肝臓ですぐにエネルギー変換され、代謝を高め、脂肪燃焼を促進。ビタミンEは抗酸化作用でアンチエイジングにと、このようにダイエットと美容効果に大変優れています!オイルを選ぶ時は、精製されていないヴァージンココナッツオイルを選んで下さい。精製されているものはココナッツオイルの味や臭いを取り除き、漂白、高温処理しているため、同じ栄養効果を期待出来ません。
ココナッツオイルは食べるだけでなく、体中に使える万能オイルなんです。ローション代わりに顔や体に塗ったり、メイク落とし、シェービングクリーム、サンタンローション、ヘアマスク、妊娠せん予防クリーム、マッサージオイルなどと、使い道をあげていったらきりが無いくらいです。マカルーンを作り終えて、湯煎にかけた器に残ったオイルはそのまま顔や体に塗っちゃいましょう!
ラズベリーマカルーンに入れるラズベリーにはビタミンCとKとE、マグネシウム、食物繊維などが豊富。ココナッツフレーク、オイルと合わせて美容効果絶大です!ところで既にお気付きかもしれませんが、写真によってラズベリーマカルーンの色の濃さが違いますよね?それはその時々によってラズベリーの色と味の濃さ異なるからです。ラズベリーの味の濃さには幅があるので、味が薄い場合は入れる量を増やさないといけません。そのため生地の色も濃くなります。又、新鮮なものと、冷凍のものとどちらも使えますが、冷凍の方が色が濃く出て、味も濃くでるように思います。私は冷凍のものを使う事の方が多いです。
実はこのレシピの制作当初、ラズベリーマカルーンをローフードの持ち寄りパーティーに持って行ったんですが、アーモンドプードルが入っていたために、一人ナッツアレルギーの方が食べられなかったんです。その事を事前に知らなかったので、ナッツフリーのレシピにしていませんでした。皆さんに大好評だったので、彼女も大変残念がってくれて。。。その事もあって、このマカルーンはナッツフリーにしてあります。ナッツアレルギーのお子さんにもピッタリなスウィーツで、きっと喜ばれますよ!ナッツが大丈夫で、アーモンドミルクの搾りかすをどうしようか迷っている時には、このレシピに入れて下さい。
ナッツアレルギーの方も最近多いので、これからもナッツフリーのローフードレシピをご紹介していきたいと思っています。それでは素敵なクリスマスをお過ごし下さい!Merry Christmas and happy holidays!
- ココナッツフレーク(砂糖不使用) 3½カップ
- ココナッツオイル(湯煎にかけて溶かしてから計る) 大さじ3
- メープルシロップ 大さじ2
- バニラエッセンス(ノンアルコールのものが最適) 大さじ1、もしくはバニラビーンズ 1本
- 塩ひとつまみ
- フードプロセッサーにココナッツフレーク2カップ分とココナッツオイルを入れて、5分程撹拌する。途中側面についたココナッツをへらなどで下に戻す。ココナッツフレークのオイルが出てきて、ペースト状になってきたら止める。
- メープルシロップ、バニラエッセンス(もしくはバニラビーンズ)、塩、残りのココナッツフレークを入れて、均一に混ざるまで撹拌する。
- ディハイドレーターをお持ちの方:メッシュのトレイにスクープを使って生地をすくい出し、均等に並べていく。スクープをお持ちでなければ、スプーンを使ったり、手で丸めても。ディハイドレーターに入れて46℃で1−2時間、外側が乾燥するまで乾かす。出来立ては温かく、一番美味しいです!保存は密閉容器に入れて冷蔵保存。
- ディハイドレーターをお持ちでない方:均等な大きさに一つ一つ手で丸める。スクープをお持ちなら使うと便利です。冷蔵庫で1、2時間冷やす。密閉容器で冷蔵保存。
大さじ1のスクープを使うと約20個出来る。
冷蔵庫から出したばかりだど、チョコレートくらいの固さになっているので、30分から1時間程常温に置いておくと、柔らかくなり、食べ易くなります。
保存期間:2週間
アーモンドの搾りかすを足す場合は、1/2カップ足して、その分をココナッツフレークの分量から差し引く。ただし、搾りかすが水分を含んでいるため、この場合の保存期間は3日間になります。
- ココナッツフレーク(砂糖不使用) 1カップ強
- ココナッツオイル(湯煎にかけて溶かしてから計る) 大さじ1½
- ラズベリー、もしくは冷凍ラズベリー 1½カップ(必要なら更に足す)
- メープルシロップ 大さじ 3(お好みで調整)
- バニラエッセンス 小さじ2
- 塩ひとつまみ
- ラズベリー以外のすべてをフードプロセッサーに入れて、撹拌する。
- ラズベリーを入れて均一に混ざるまで3分程撹拌する。途中側面についた生地をへらなどで下に戻す。味見して、ラズベリーの味の強さを確認する。この段階で強いラズベリーの味がするべきです。マイルドな場合はパンチの効いた強さになるまでラズベリーを足す。ここで味が強くないと、後々冷蔵した時に味が少々薄まるので、強めにして下さい。甘さも必要に応じて調整して下さい。
- ディハイドレーターをお持ちの方:メッシュのトレイにスクープを使って生地をすくい出し、均等に並べていく。スクープをお持ちでなければ、スプーンを使ったり、手で丸めても。ディハイドレーターに入れて46℃で3-6時間、外側が乾燥するまで乾かす。出来立ては温かく、一番美味しいです!保存は密閉容器に入れて冷蔵保存。
- ディハイドレーターをお持ちでない方:均等な大きさに一つ一つ手で丸める。スクープをお持ちなら使うと便利です。冷蔵庫で1、2時間冷やす。密閉容器で冷蔵保存。
保存期間:3日間
アーモンドの搾りかすを足す場合は、1/4カップ分足す。
Leave a Reply