昨年の11月末に初めて自家製味噌作りに挑戦してみてから、かれこれ半年。そろそろ天地返しをする頃かな?と天地返しについて色々調べたらマルカワみそさんによると自宅用は容器が小さいから発酵ムラも殆ど出ないため必要ないそう。味噌桶には18キロ分もの味噌が漬かっているので、この情報は有難い。お味噌屋さんが怠けていいと言うなら、お言葉に甘えて怠けますよ(笑)
今回は天地返しはしないにしても、中がカビてないかチェックする事にしました。メイソンジャーに漬けた味噌を出してみると、瓶の外側には味噌溜まりと塩の混ざった液体が流れ出て結晶化していました。ただどうやら中にはカビが生えていないようなので、開けてみずにこのままウォッカで瓶を拭いて消毒するだけにしました。
よく見るとブツブツと麹が随分残っているので、調べてみると玄米麹を使うと麹の粒が残った味噌に仕上がるそう。味噌汁にするのに粒々が気になるなら味噌漉しを使えばいいそう。あ、そういえば私の使ったオーガニックの麹も玄米麹でした。アメリカで手に入る唯一のオーガニック麹だったから仕方ない。後々人に配るためにも出来上がったらフードプロセッサーかフードミルで粒々を無くせるか試してみようと思います。
気を取り直して次はいよいよ味噌桶!埃除けのわら半紙を取って、蓋を開けると重石に使った真っ白な塩袋が出迎えてくれました。
塩袋を取り出してみると昆布で作った蓋がお目見え。取り敢えずここまではどこにもカビが見当たらないので一安心。端に盛った塩はどうやら味噌溜まりと混ざったようで茶色く固形化していました。味噌作りの時にラップを敷き詰める代わりに昆布を使ったので、ちゃんと昆布の下の味噌が空気に接触しないように密閉出来ていたかドキドキ。昆布をめくってみたらカビだらけだったりして!なんて思いながら恐る恐る昆布をめくって振り塩を除いてみると。。。
カビゼロ!カビは一切生えていませんでした。やった〜!昆布と塩袋、いい仕事をしてくれました。味噌溜まりは少し上がってもまだ振り塩に吸収されてしまうのか、まだ見掛けませんでした。色も綺麗なお味噌の色になっていて感動!
味見をしてみると既にしっかり味噌の味。独特のまろやかさは流石手前味噌ですね。格言になるだけの事はあります。
綺麗に元に戻して味噌桶をウォッカで拭いて消毒したらこれから更に6ヶ月はさようなら。年末が楽しみ!
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